ヨット・ボート保管、レンタルボート、メンテナンス、販売を行っているビーチバムのブログです。日常の海の風景やお客様の釣りの釣果などを、神奈川県三浦市三戸浜、相模湾からの発信!

出航前点検をしよう!

今日の相模湾三戸浜は、良い天気にも恵まれて暖かな1日。
日が陰ると、肌寒さは3倍5倍って感じでしたねw
海況は、風も殆どなく、海も穏やかな状況ですが、
若干のうねりがありました。
出航には、問題のない程度でした。

さて、今日は少し真面目に書きましょう!

いよいよ、明日から3連休と言う事で、寒さを厭わない釣り師の方には、
ボートの乗り始め、釣り始めと言う方も多いかと思います。
暮れにも出航して居れば、大して時間も経っていませんので、
ボート、エンジンには、さほどの変化はないと思いますが、
久しぶりに出航するよ!って方には、少しご注意を頂きたいと思います。
特に、沿岸部にボートを保管されている方!
今年は、暮れから正月三が日に掛けて、大風は吹きました!
BEACH-BUMでも、事務所の窓が塩で真っ白だったり、
ボートも塩まみれ、砂まみれと言う状況も散見出来ます。
海岸線に置いているボートは、尚更でしょう。
そんな方は、是非、出航前に点検をして下さい!
ボートは、万が一の事があると、命の問題とも成り得ます。
近場だから、とか安穏な考えは及びません。
事の初めだからこそ、しっかりと準備をした上で、臨みましょう!

☆エンジンの始動チェック☆

これは、行わない方は居ないと思いますが、
出航前には、必ず、エンジンの始動点検をしましょう。
エンジンが掛かったからと言って、安心は出来ません。
エンジンが掛かったら、まず始め点検するのは、冷却水の出です。
勢いよく出ていますか?
冷却水が出ない場合、もしくは、ちょろちょろしか出ない場合は、
要注意です!
冷却水が出ていない、もしくは、ちょろちょろの場合でも、
細い針金のようなもので、チェック口を突いてみましょう!
先程も書いたように、年明け早々に大風が吹きましたので、
塩や砂で詰まっているケースも多々あります。
エンジンを掛けた状態で、少し吹かし気味にして、突いてみましょう。
ボロッと、塩や泥の塊の様なものが、出てくることもあります(笑)
この作業は、エンジン始動後、なるべく早急に行いましょう。
だらだらやっていると、エンジンを焼いてしまう恐れがあります。
それでも、冷却水が出ない場合は、吸い上げポンプの故障、
もしくは、冷却水経路の塩づまり等が考えられますので、
残念ながら、出艇は諦めて、修理に出しましょう。

また、エンジンの始動も良く、冷却水にも問題が無い場合。
安心して、早々と海に出てしまうのは、早計です。
5分もしくは10分程度、暖気も兼ねて、様子を見て下さい。
エンジン音にバラつきが無いか、がチェックポイントです。
バラつきがある場合、燃料が古い可能性がありますので、
排気がいつも以上にモクモクしていないかチェックしましょう。
そのような状態が認められた場合は、暫く掛けておくと
煙が少なくなってくるケースが多いです。
エンジン音の安定も一つの判断材料となりますので、
様子を見ながら、判断して下さい。

☆バッテリー☆
セルモーター付きの船外機の場合、概ね、バッテリーを
使用しています。
その他の電装品の使用がある場合は、尚更ですが、
バッテリーの状態をチェックしましょう。
船外機にもオルタネータは付いていますが、
さほどの容量はありません。
セルの始動が重い場合、チルトの上下動作にスピードが無い場合は、
ちょっと不安がありますね。
また、セルが回らないと言う場合でも、「カチカチ」と音がする場合は、
バッテリー端子で接触不良を起こしている場合もありますので、
端子の締め直し等をして、再度、動作チェックをして下さい。
リコイルスタータ付の船外機であれば、それ程、心配はありませんが、
セルスタータのみの場合は、バッテリーも重要なチェック項目です!

☆ステアリングの固着☆

意外と多いんです。
海に浮かんだは良いが、ハンドルが回らない!って惨事が(笑)
なので、海に浮かべる前に、必ず、ハンドルを左右一杯に回しましょう!
塩や砂、雨による汚れなどで、ステアリングケーブルの露出部が
汚れている事も多々ありますので、チェック前にはさっと一拭き!
出来れば、CRCなどの潤滑剤を使ってくださいね。
また、固着している場合、無理に回すと内部のギアを損傷する事が
ありますので、注意が必要です。
廻らない場合は、素直に修理しましょう。

☆燃料タンク☆

長らくのご使用が無かった方は、燃料タンクの中もチェック項目です。
特に、古い燃料を入れっぱなし!と、言う方。
ガソリンも劣化します。劣化すると、本来の爆発が得られなくなり、
エンジン不調の原因ともなります。
特に特に、2stエンジンをご使用の方。
タンク内混合の場合、ガソリンは劣化&蒸発、エンジンオイルも劣化&硬質化
している事もあります。
ガソリンが蒸発すると、エンジンオイルとの混合比が崩れます。
これも故障の一因となりますので、燃料が古いな~って場合は、
ガソリンスタンドで入れ替えてもらいましょう。
多少お金は掛かるかも知れませんが、無理して使用すると、
修理代は、それ以上に掛かるケースもあります(笑)
また、スチール製の燃料タンクをご使用の方は、水の混入にもご注意を。
内外気温の差に拠って、タンク内に水滴が発生し、
それが溜まると、立派な水溜りが出来ます。
水は、ガソリンよりも質量が重いので、タンクの底辺に溜まります。
燃料タンクは、その底辺から吸い上げる構造となっていますので、
ガソリンより先に水が、エンジン内へと入ります。
水では、エンジンが掛かりませんからねww

と、簡単ではありますが、出航前に誰でも出来る点検です。
楽しい釣りをする為に、ちょっとだけ手間ではありますが、
安全第一!と、言う事で、是非、チェックして見て下さいね♪
修理依頼は、いつでもWELCOME♪ です(笑)


さてさて、明日は、お昼前から南西6~7mの予報が出てましたね><
初っ端から、いまいちの予報ですが、こちらも安全第一で行きましょう!


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消去法で探る

今日の相模湾三戸浜は、薄曇と言った具合で、太陽が出る時間も
ありましたが、薄っすらと雲の掛かった時間も多く、すっきりとは
しない天気となりました。
風は、北の風強く、朝のうちは、5~7mと言った具合。
現在は、だいぶ落ち着いて、2~3m程度。
海況も、朝は昨日のうねりも少し残り、沖は白波一色でしたが、
現在はこちらもだいぶ落ち着いて、ちょっとうねりが残っている位です。

さて、今日は一日掛けて、三浦半島一周修理の旅でした。(笑)
そんな中、手始めに寄った佐島での案件。
ちょっと不可解な症状の故障でした。

現状として、
朝は、セルが廻らない。
何度か、エンジンキーを廻している内に突然掛かる。
一度掛かってしまえば、その後は普通に掛かる。
しかし、2~3時間置いてしまうと、また掛からなくなる。
こんな症状との事。
エンジンは、某Y社の4st40馬力。
購入して戴いてから、まだ半年ちょっと。
使用者は漁師さんでほぼ毎日使用。

上記の状態から察して、電気系統と言う事は容易に想像が付きます。
エンジンキーを廻してもセルモーターが廻らない、と言う事から考えて、
思いつく原因もいくつかあります。

①セルモーターの故障
②リレーの故障
③エンジンキー(シリンダ)の故障
④バッテリーの接触不良
⑤ニュートラルスイッチの故障

だいたい、こんなところですかね~。
電気系統のトラブルの場合、何処に原因があるのかを探るには、
部品を一つ一つ交換して、言わば、消去法とでも言うべき、
方法で原因を探ります。
もちろん、手始めには簡単なところから。
言い換えれば、お金の掛からないところから。(笑)

さて、今回の場合、一番簡単なのは、バッテリーの接触不良です。
まずは、バッテリーの残電圧を計り、バッテリーが弱っていないかをチェック。
これは問題ありませんでした。
続いて、バッテリー端子に繋がっている配線を一度取り外して、
端子の掃除、そして再接続。
結構、ギュッと締めたつもりでも、使用時の振動などによって、
緩んでいる場合もあります。
こちらも問題ありませんでした。
これでバッテリーに問題は見受けられず、④は消去します。

続いて、リレーの故障を見てみました。
リレーとは言わば、スイッチです。
電源を入れると、リレー内部で通電します。
ここが動作不良を起こすと、そこで電気もストップしてしまいます。
船外機のリレーの場合、大よそ、+端子が2つ突出しています。
なので、ここを金属で直接接続。
ぶるるるるるぅ~、と、勢い良く、セルが廻りました。
リレーも問題無さそうですね。
これで②も消去。
ついでに、セルも勢い良く廻りましたので、①も消去。

さて、残るは2つですね、キーシリンダかニュートラルスイッチか。
ニュートラルスイッチとは、クラッチが入った状態でエンジンを
掛からなくする為のスイッチ、センサーです。
クラッチが入った状態でエンジンが掛かってしまうと、危ないですよね。
所謂、安全装置の一つです。
キーシリンダは、車などにもついている、鍵の差込口側の事です。
大よそ、この二つの内のどちらかに原因があると思われます。
しかし、ここでひとつ問題が。。。
今回の船外機は、40HPのバーハンドル仕様なのです。
2stのバーハンドルは、スロットルしか付いていない物が殆どなので、
全然問題ないのですが、
4stのバーハンドルは、クラッチがスロットルの直下にあり、
その他、ストップスイッチやら、スロットルケーブル、クラッチケーブルやら、
色々なものが、狭い空間に押し込められています。
ニュートラルスイッチもキーシリンダも、もちろん、バーハンドルの中。
カバーを開ければ、目視する事は出来るのですが、
取り外して交換となると、これが一作業です。
さて、どうしたものか?
もちろん、簡単な方からやります!(笑)
どちらが簡単かと言えば、キーシリンダの交換でしょう。
でも、キーシリンダは外しません。
今回の場合、事前に症状を聞いていた事もあり、
大よそ、キーシリンダが本命ではないか?と、疑っておりました。
なので、全く別物のキーシリンダを一つ、用意して行きました。
配線の接続は、エンジン本体内でされておりますので、
そこで配線を持って行ったもう一つのキーシリンダに差し替え。
さてさて、どうなるか?
ぶるるるるるぅぅ~~~!!!
おぉ~、快調に始動しました!
どうやら、今回の原因は、キーシリンダ内部での接触不良が
原因のようです。
しかし、まだ、安心は出来ません。
オーナーさんから伝えられた症状の中に、
「一度掛かってしまえば、その後は暫く大丈夫!」
と、言う症状がありました。
先ほど、セルモーターのチェックをしている時に
一度掛かってしまっていますので、現在はその延長線上に
あるかも知れないのです。
しかし、こればかりは時間が経たねば、症状が出ませんので、
一先ずは、この状態で置いて置く事に。
一旦、佐島を後にして、葉山経由であじ平の味噌チャーシュー大盛りを食べ!?(笑)
東京湾側へ。
走水で一件、修理を終えて、三浦海岸を通って、金田漁港でも一件修理。
引き橋経由でバムの前を通り過ぎて・・・、もう一度、佐島へ!
先ほどの修理から、4時間ほど経過しております。
これで掛かれば、たぶん大丈夫!
では、いざ・・・、
ぶるるるるるぅぅぅ~!!!
おぉ~、快調に掛かりましたね!!
と言う事で、キーシリンダが原因だったと考えて、
大よそ間違いは無さそうでした。
んが!!
漁師さん曰く「朝が一番症状が出やすい」という事なので、
本日は、キーシリンダの交換はせず、
明朝、改めて試してみる事にしました。
何とも無ければ、良いんですけどね~。(笑)
ま、大丈夫だと思いますが。。。

さて、明日は春分の日と言う事で、旗日ですね!
火曜日ですが、もちろん、営業致します!!
ここのところ、週末の天気・海況があまり良くないだけに、
鬱憤の溜まっている釣り師の方も多いでしょう!?(笑)
午後から少し南が入るようですが、
何とか一日、楽しめれば良いな!と、思います。


Liguid sports specialists BEACH-BUM

ポキッポキッ!!ガ~ン・・・。

今日の相模湾三戸浜は、朝のうちは薄曇で、寒さも感じたんですが、
日中は、良い天気となって、あったか~い一日なりました。
風は、日中に関しては、北風少々と言った感じで、
さほど、気にもならず。
海は、うねりちょい有り~ベタ凪へと変わってくれました。

さて、昨日はバムの近くにある、河津桜祭りとやらに
行って来ました。
既に葉桜になっているものから~満開~7分8分のものまで、
様々でしたが、まぁまぁ見応えもあって、良い感じでした。
先々週は、小田原まで出張して、梅も見ましたね。
曽我梅林だっけな。
こちらも良い感じでした。
あ~、もちろん、花がメインではなく、
「犬の散歩」です。(笑)

さてさて、今日は、ヤマハ2stの60HPの修理を
しておりました。
漁師さんのエンジンなんですが、
最近、エンジンが掛からなくなっちゃったそうで、
直して欲しいとの事。
試し掛けしたところ、確かにエンジン始動せず。
と言う事で、エンジンを取り外して、入院して貰いました。
プラグを外したところ、発火部に何やら液体が・・・。
燃料じゃないですね~。。。
って事は、海水もしくは真水の可能性大。
フィルターを確認したところ、特に水は混じってない。
って言う事は・・・・、
冷却水(海水)が、シリンダーに廻っちゃった可能性が大!
この場合、色々と原因は考えられるのですが、
大きく分けて、3つの原因が考えられます。
一つ目は、エンジンユニットの取付部のガスケットの劣化。
二つ目は、ヘッドシリンダーの破損。
三つ目は、シリンダーのサイドカバーの破損。
早速、エンジンユニットの取り外し。
電気系のコードを外して、燃料ホースを外して、
取付ボルトを外して、ちょいと外してみたところ、
痛みはありましたが、水が漏れるほどの破損は無し。
続いて、ヘッドシリンダーを外そうかな?
と、思ったんですが、状況から察するに、ヘッドよりも
サイドの方が、どうも怪しい・・・。
ってな事で、サイドカバーを外す事にしました。
ところが、このサイドカバーを言うのが、厄介な代物、
カバーはボルトで取り付けられているのですが、
カバーの中は、冷却水の通り道、つまり、海水が通る場所の為、
塩が固まる事が多々あり、それが原因で、ボルトも固着しちゃう。
そのボルトが1本2本ならまだ良いのですが、全部で15本。。。
ちなみに、1本折れると、折れたボルトを取り除き、
穴を再生するのに、上手く言って20分くらい掛かります。
そんな訳で、なるべくならボルトは折りたくない!!
慎重に、トーチランプ(小型バーナー)で、温めながら、
1本目に着手。
・・・・、
・・・・、
・・・・、
遭えなく、ボキっ!
あちゃ~。。。
まぁ、1本くらいは仕方が無い。
続いて、2本目に着手!!
・・・・。
・・・・。。
・・・・・。。。
ボキっ!!!
ぬぉぉぉ~、また折れた・・・。
気を取り直して、3本目!
・・・・、
・・・・、
・・・・・・・・。
ポキッッ!!!!
なんじゃこりゃ~~~~!!!
と、叫びたくなるほど、あっさり折れました。。。
全15本の内、次から次へと折れやがりまして、
全部で、13本がポキッと逝ってしまいました。。。
13本×20分=260分÷60分=4時間20分、
新たな作業が追加となりました・・・。(泣)
ちなみに、サイドカバーを開けたところ、
案の定、5mmほどの小さい穴がひとつ。
どうやら、ここからシリンダー内へと海水が浸入してしまったようです。
あ~、原因が判明して良かった良かった!!
でも、折れたボルトの山を見ると、
かなり、凹みます。。。(笑)
と言う事で、気力が完全に奪われた為、今日は作業中止!!!(爆)


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エンジンメンテナンスのビーチバム

S足故に?

今日の相模湾三戸浜は、すっきりとした晴れ空で、
日中もそこそこ暖かく、過ごし易い一日でした。
風は、北寄りの風が2~3m程度。
海は、波打ち際に少々うねりがありましたが、
沖の方は、穏やかそうでした。

さて、BEACH-BUMでは、ボートエンジン、
主に、船外機の修理も承っているのですが、
時折、「何でこうなるかな?」と、首を傾けたくなる
状態のエンジンがあったりします。(笑)
機械ですので、恐らく物理的には、全ての事が
説明つくのですが、何故、その原因となる出来事が
起こったのか、想像でするしかない場合も、
時々あります。
先日、修理のご依頼を戴いた船外機も、そんな1台でした。

症状としては、海上を航行中、「ガタガタガタ・・・」と、
金属音がした後、エンジンが停止し、その後始動しなかった。
と、言うもの。
この話だけ聞くと、「焼き付きかな~?」なんて初見になるんですが、
実際に、エンジンを開けて見ると、原因は別にありました。
まずは、こちらを御覧下さいませ!
バルブ
エンジンはヤマハの4stの船外機。
写真は、ヘッドカバーを開けた状態です。
写真がボケボケで、見辛いのですが、
この写真だけで、何か変!って気付いた方!!
結構凄いかも。(笑)
写真は、吸気と排気のバルブ部なんですが、
向かって、左上のバルブ。スプリングが無いんです。。。
と言うのは・・・、
バルブスプリング
ポッキと折れちゃってました。。。(泣)
このスプリングが折れるってのも、なかなか珍しいんですが、
さてさて、何故このスプリングが折れたのでしょう?
そんな疑問を抱きつつ、シリンダーヘッド・・・、オ~プン!!
正常なヘッド
じゃじゃ~ん!!
おぉぉぉぉ~、何とも無い!!
ちなみに、赤丸の部分、何だかわかりますか?
スパークプラグの点火部です。
ここで火花が起こって、圧縮された燃料に引火、爆発します。
話を戻すと、この船外機は2気筒なので、
写真は、その内の片方です。
観ても判るとおり、これが正常な状態。
そして、もう一方はと言うと・・・、
イカレタヘッド
あちゃ~~~・・・・、イカレテル~~~。。。
写真中、66Mと書いてあるのが、吸気のバルブ。
そして、折れ曲がり、ポッキリ逝っちゃっているのが、
排気のバルブ。
排気のバルブが完全に折れてしまいました。
そして、その影響で・・・、
ピストン
ピストンにも穴が開いてしまいました。。。(泣)
これはかなりの重症ですね~。

さて、これで分かった事は、何故エンジンが止まり、
何故、動かなくなったか、なんですが、
実の問題は、何故、こういった事態が起こったか?
なんですよね。
仮に手間隙とお金を掛けて、これを直したとします。
しかし、こうなった原因がわからなければ、
再度、同じ事が起こりえることも十分考えられます。
なので、こうなった原因を探らなければいけません。

では、一体、原因は、なんなのでしょう?
機械的なトラブルなのか?はたまた、人為的なミスなのか?
今回の場合に限っては、後者でした。
と言うのは、この船外機、トランサムがSなんです。
しかし、取り付けてあったのは、L足仕様のボート。。。
つまり、船外機が寸足らず!!だったんです。
しかし、このL足用の船にS足の船外機と言う組み合わせで、
半年ほど使用していた、との事。
その時は、船外機が重かったせいか、
プレーニングはしない状態だったそうですが、
何ともなかったそうです。
ところが、つい先日、プロペラの交換をされたそうです。
ピッチを小さくしたためか、プロペラ交換前より、
回転数も上がり、プレーニングもするようになったのだとか。
しかし、程なくして、今回のトラブルに遭ってしまったそうです。
そして、今回のトラブルの原因も、ここにありました!
ここからは、あくまで推測となってしまいますが、
今回の原因、こう考えています。

プロペラ交換前、プレーニングがしなかったという事は、
エンジンは、海の中にしっかり入っており、問題は無かった。
しかし、プロペラを交換し、プレーニングするようになった事により、
波や旋回の際、寸足らずの船外機が、空水を掻く様になった。
恐らく、走っている途中、空廻しのような高回転に
何度もなってしまったと思います。
本来、船外機には、定格回転数が設けられています。
「この位なら廻しても良いよ」と言う、メーカーのお墨付き。
大体の場合、5000~6000回転くらいですかね。
なので、通常、フルスロットルで廻しても、この位の回転域で
上下している筈です。
しかし、空回しの場合、プロペラに当たる海水の抵抗が無い為、
一瞬とは言え、この定格回転数を大きく上回ります。
たぶん、7000~8000位は廻るでしょう。
それが、度々起こる事により、バルブのスプリングが悲鳴を上げ、
やがて、ポキっと逝っちゃって、
本来、スプリングによってピストンと当たるはずのない
排気のバルブは、ピストンとゴッツンコ。。。
そしてバルブは折れ、ピストンにも穴が開いた・・・。
と、考えています。
止まる寸前に起こった「ガタガタガタ・・・」と言う金属音は、
スプリングが折れた事によって、バルブとピストンがぶつかった音、
そして、折れた部品が、シリンダー内で踊った音ではないかと
思います。

長々と書きましたが、何が言いたいのかと言うと、
トランサムって、意外と重要なのよ!
って、ところですかね。(笑)
当事者の方には、本当にお気の毒な故障となってしまいましたが・・・。
L足仕様の船には、L足の船外機をつけましょう!!

そうそう、今日は夕日が綺麗に見れましたよ!
20110119 夕日2
この時期は空気が澄んでいて、景色はバッチリです!
陽が沈むと途端に寒さが増しますけどね~。(笑)


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エンジンメンテナンスのビーチバム

役に立つかな?

今日の相模湾三戸浜は、昨日同様、暖かい秋晴れの一日。
暑くも無く、寒くも無く、過ごし易い一日でしたね。
風は、変わらず北風のまま。
昨日よりかは、少々強めでしたが、それでも3~4m程度。
海も変わらず、穏やかでした。

さて、今日は東京湾方面に修理に行ってきました。
お客さんが言う症状としては、
「走り出して程なく、徐々にガス欠して行くような感じで、
エンジンが止まった!出発前に燃料は満タンにした!」
ヤマハの4st50HP。
さてさて、何が原因として考えられるでしょうね~?
まぁ、色々原因は考えられるのですが、
こういった場合、概ね、大した事ない場合が多いです。(笑)
とは言え、「大した事無い」と決め付けてしまうのは
危険なので、一つ一つ、原因を探っていきます。
探り方としては、なるべく簡単に直るものから、
調べていきます。
その方が、余計なお金掛かりませんからね。(笑)

今回の場合、まずは、ガス欠を疑います。
お客さん自身が、「満タンにした!」と言っていたので、
可能性は、ほぼ「0」に近いですが、
万が一、って事も考えられなくはありませんので、
燃料タンクを持って、入ってるか確認。
うむうむ、確かに満タン。

次に、燃料ホースを調べます。
燃料ホースを調べる際は、4つのポイントがあります。
まずは、コネクタがエンジン側、タンク側、抜けていないか。
これは大丈夫でした。
続いて、燃料ホースがどこかで潰されていないか。
水道のホースでもそうですが、ホースを180度に曲げたり、
ハッチの蓋等の間を通す場合、この原因が意外と多いんです。
自分で踏んづけちゃっているなんて場合も有ります。
これも、大丈夫でした。
続いて、燃料ホースの差込が逆になっていないか。
意外と知らない方も多いのですが、
燃料ホースには、エンジン側、タンク側と、きちんと
差し込む方向が決まっています。
と言うのは、燃料の逆流を防ぐ為、途中に弁があり、
一度送った燃料は、タンクに戻らない仕組みになっています。
あくまで弁なので、時間が経てば、戻ってしまいますが、
通常、1時間や2時間では、ホースは空になりません。
メーカーによっては、エンジン側、タンク側のコネクタが
別々の仕様になっているところもあります。
が、大体のメーカーは、汎用性を重視し、同じものを
使う事が多いですね。
で、今回の不調の原因は、これでした。(笑)
あっさり、解決。。。
今回の修理はこれで終わっちゃったんですが、
まぁ、何かの役に立つかも知れないので、もうちょっと書きます。

燃料ホースが逆さになっていなかった場合。
次に疑うのは、燃料を送るためのポンプです。
あの俵状って言うんですかね?
エンジン始動前に、シュポシュポ押し込むあのポンプ。
名前は、プライマリーポンプと言います。
プライマリーポンプは、性質上、ゴムで出来ています。
なので、劣化等でゴムに亀裂が入り、
そこから空気を吸い込んで、エンジンまで燃料が達しない・・・、
って事も、有り得ます。

それらに問題が無かった場合、次に疑うのは、
燃料タンクの中です。
一番多いのは、水の混入。
水とガソリンの場合、比重は水の方が重いので、
ガソリンよりも下に溜まります。
良く、油と水を混ぜてみると、油が上に溜まり、
水は下に溜まり、綺麗な2層の液体になりますね。
あれと全く同じです。
で、性質が悪い事に、船外機の燃料タンクは、
より多くの燃料を使えるように、なるべくタンクの
下の方から、吸い上げます。
つまり、水が入っていた場合、ガソリンよりも先に
水が吸われてしまう訳です。
水じゃ~、エンジンは掛かりませんね。(笑)
ただ、大きいエンジンの場合、メーカーでも推奨して
いますが、燃料フィルターを付ける場合多いため、
ある程度の量の水であれば、フィルターに溜まり、
エンジンまで水が達する事は少ないです。
もちろん、フィルターの容量より多い水が入っていた場合は、
その限りではありません。
水が混入していた場合、燃料タンクの掃除だけでなく、
キャブレタ等、燃料系統全般の水抜き掃除が必要となります。
場合によっては、シリンダー内に水が溜まり、
そこから錆が発生してしまって、クランクの破損など、
大事故に繋がる可能性もありますので、要注意です。

で、少しメカに詳しい人がやる凡ミスがあります。(笑)
燃料タンクの掃除はOK!キャブレタも分解清掃OK!
さぁ、エンジンを掛けよう!!
しかし、エンジンは掛からず・・・。
なんて、事があるんですよね。
では、何が原因でしょう?
はい、燃料ホースの掃除を忘れちゃうんですね。。。
燃料ホースをエンジン側、タンク側、双方のコネクタを
外しちゃうと、ホース内の液体は、当然の事ながら残ります。
燃料タンクを掃除し、ホース装着!
エンジンにもホースを取り付けて、
プライマリーポンプをシュポシュポ押してしまうと・・・、
燃料ホース内に残った水がまずエンジンへと流れますので、
タンクの掃除はまだしも、キャブレタの掃除は無駄に終わります。
もちろん、もう一回キャブ掃除。(笑)

水混入の原因としては、主に二つ。
一つは、燃料タンクに給油する際に、
別の金属製容器を使用して、給油する場合。
船の燃料タンクは、概ね、ポリで出来ているものが多く、
ガソリンスタンドによっては給油してくれないところもあります。
その場合、一度金属製の携行缶などに給油し、
その携行缶から、ボートの燃料タンクに給油する、
なんて光景はよく目にするところ。
ところが、微妙に燃料が余ってしまったりすると、
次に使用するまで、そのまま放置してしまう人が多いようで、
金属製の携行缶の場合、気温の変化により、
携行缶内で、水滴が出来てしまいます。
それが積もると、立派な水が出来上がる訳で、
それを知らないまま、燃料タンクに給油してしまう
と、言ったケースが多いです。
もう一つは、まったく同じ事ですが、
元々はスチール製の燃料タンクが主流だった為、
それを未だに使っている方も多く、
使用後、中途半端な量を残したままだと、
同じく、水が発生する事があります。
対策としては、携行缶やスチールタンクが中途半端に
残った場合、そのままにせず、車などに使ってしまい、
空にする事。
もしくは、逆に、満タンの状態で保管する事。
完全に防げるわけではありませんが、効果はある対策になります。

と、言う事で、こう書いていると、
「誰でもわかる事じゃん!」と、思ってしまうかも知れませんが、
本当に、多いんですよ。。。
海の場合は、ちょっとした故障が大事故に繋がる可能性が
高いですので、万が一の可能性があれば、そこは疑うべきです。
だってね、今回のオーナーさんも、
「ホースは絶対、逆になってない!!!」って、
言い張っていましたからね。(笑)
ベテランの船長さんですが、そういう事もあります。

ちなみに、過去の経験上、一番ビックリしたのが、
燃料タンクの中が、灯油でいっぱい。(笑)
臭いで判りそうな感じでもあるんですが、
本人が、「ガソリン」と信じて疑わなかったんですね。
思い込みは怖いです。。。

これから、だんだんと寒くなり、船に乗る機会が
減る方もいらっしゃると思いますので、
気をつけましょうね~。
何かありましたら、ご用命を!(笑)


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